ダグラス・ボストック氏
首席客演指揮者就任のお知らせ
このたび、指揮者 ダグラス・ボストック氏が2025年4月1日より
弊団首席客演指揮者に就任することが決定いたしました。
近年、2023年1月の第146回定期演奏会を皮切りに、同年8月の第6回京都定期演奏会、2024年1月の第152回定期演奏会、同年9月の第156回定期演奏会、そして今なお鮮明に記憶に残る5月の台湾公演と、話題性と魅力的な公演を積み重ねてきた「ダグラス・ボストック」×「Shion」のコラボレーション。
更なる飛躍を願い、また海外展開への足がかりの一つとして、ダグラス・ボストック氏を首席客演指揮者としてお迎えすることにいたしました。
2025年4月26日(土)に迎える第160回定期演奏会は、首席客演指揮者就任記念演奏会となります。
来年度で102年目を迎え、吹奏楽のパイオニアとして精力的な活動を続けるべく躍動するOsaka Shion Wind Orchestraに、これからもぜひご期待ください。
プロフィール
イギリス出身の指揮者。国際的に高く評価されている南西ドイツ室内管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督を2019年から務めている。スイスのアールガウ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者(2001年~19年)を経て現在は名誉指揮者、スイスのハルウィル・オペラ音楽祭の音楽監督(2003年~18年)の重責を担ってきた。
欧州、米国、日本などで幅広く活躍しており、2000年から10年間にわたり東京佼成ウィンドオーケストラの常任指揮者、首席客演指揮者を務め、2005年と2010年に同楽団の欧州公演を成功に導いた。その他、南西ドイツ・フィルハーモニー交響楽団の音楽監督(1979年~1993年)、チェコのカールスバッド交響楽団の音楽監督及び常任指揮者(1991年~98年)、ミュンヘン交響楽団の首席客演指揮者(1999年~2006年)として活躍した。
今までに日本では、東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、札幌交響楽団など日本を代表するオーケストラへ定期的に客演。海外においてもロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ放送交響楽団、プラハ交響楽団、オーフス交響楽団、カンザスシティ交響楽団、メキシコ交響楽団、カルガリー・フィルハーモニー管弦楽団など国内外の主要なオーケストラに客演。BBCプロムス、プラハの春音楽祭、サントリーホール、ウィーン・コンツェルトハウス、ロイヤル・フェスティバル・ホール、ベルリン・コンツェルトハウス、チューリッヒ・トーンハレ、ライプツィッヒ・ゲヴァントハウスなど国際的に有名な音楽祭やホールに出演している。
また、2018年にミラノ・スカラ座歌劇場、ミュンヘン・バイエルン州立歌劇場の研修生を招いた、新国立劇場オペラ研修所開設20周年の記念ガラ・コンサートを指揮し、2020年には同劇場オペラ研修所終了公演でモーツァルトの「フィガロの結婚」を指揮した。
レコーディング・アーティストとしても知られ、100枚以上のCDをリリースしている。その中には、彼の代表的な録音であるカール・ニールセン、ロベルト・シューマンの交響曲集は国際的に高い評価を得ており、現在進行中の録音プロジェクト「ブリティッシュ・シンフォニック・コレクション」は、世界中の音楽関係者やファンの注目を集めている。
彼は、指揮の指導者としても評価され、日本においては東京藝術大学の指揮・オペラ科の客員教授として同大学との高い信頼関係を築くとともに洗足学園音楽大学においても客員教授として後進の指導に当たっている。