プログラム4曲目をご紹介!
6月23日(月) サクッとなぎさっくす Vol.3
6月23日開催「サクッとなぎさっくす Vol.3」のプログラムを1曲ずつ発表!
バリトン・サクソフォン奏者の井澤裕介が最後の4曲目をご紹介いたします。
「サクッとなぎさっくす Vol.3」、僕らも待ち遠しい演奏会です。今回は井澤のお気に入りの曲をご紹介します。「Ballad for Trouvère(バラード・フォー・トルヴェール)」、サクソフォン四重奏のトルヴェール・クヮルテットのために作曲された作品です。作曲家は昭和の名曲の数々を名演で支えたギタリストの横内章次さん。
“TROUVER TROUVERE”というトルヴェール・クヮルテットの名ベストアルバム、中学生の時に聴いたこのアルバムに衝撃を受けて、毎日聴いていました。サックスを始めたばかりのイザワ少年の憧れであり、目標であり、お手本であり……CDを聴いては音色を覚えて、学校で思い出しながら練習する日々。今考えるとあの日々は貴重な時間だったと心から感じます。そのアルバムの2枚目、4曲目に演奏されるこの作品、今時の言葉でいうと”エモい”曲です。須川展也さんのソプラノ・サクソフォンから始まるロマンティックなフレーズ、途中のジャズワルツから戻ってきた時は、師匠の田中靖人先生が演奏するバリトン・サクソフォンのフレーズが音楽をよりドラマチックに演出します。
この曲を聴くと、会うたびに優しく声をかけてくださった新井靖志さんのことを思い出します。唯一無二のサウンドで、トルヴェールの演奏会に伺うたびに新井さんのテナー・サクソフォンの響きに感動していました。
今は同世代の神保圭祐くんが新井さんの後を継ぎ活躍しています。その姿を見ると、僕も頑張らなきゃと励まされます。
憧れのトルヴェール・クヮルテットの代表曲、NAGISAXで演奏するとどんなドラマを描けるか……。僕もとても楽しみです!
(バリトン・サクソフォン 井澤 裕介)
公演概要 | 日時:2025年6月23日(月) 19:00開場/19:30開演 演奏:Osaka Shion Wind Orchestra サクソフォン四重奏 NAGISAX 会場:ドルチェ・アートホール Osaka(大阪市北区角田町2-7 ドルチェ楽器大阪店 B1) |
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プログラム | ■ 喜歌劇「メリー・ウィドウ」ハイライト(F.レハール/編曲:野村 秀樹) ■ 東回りの風(織田 英子) ■ たなばた(酒井 格/編曲:奥野 祐樹) ■ Ballad for Trouvère(横内 章次) ほか ※やむを得ぬ事情により、曲目等が変更になる場合がございます。予めご了承ください。 |
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井澤 裕介(バリトン・サクソフォン奏者)