コラム第2弾公開!
2026年3月13日(金) サクソフォン四重奏 NAGISAX
室内楽リサイタル Vol.5
2026年3月13日開催「NAGISAX 室内楽リサイタル Vol.5」のコラム第2弾を公開!
今回はテナー・サクソフォン奏者 髙畑次郎のコラムをご紹介いたします。
♪ 6つのバガテル(G.リゲティ)
リゲティ(1923-2006)はハンガリー系オーストリア人として生まれ、現代音楽の発展に大きく寄与した作品を数多く残しました。
“ゲンダイオンガク”というと難解でとっつきにくいイメージがあるかもしれませんが、
リゲティは先鋭的な中にも民謡・民族音楽を取り入れるなどした作風で知られていて、
今回お届けする『6つのバガテル』も様々な民族音楽を取り入れながら現代的手法で作られた作品です。
バガテルとは「(性格的)小品」の意味で、それぞれ短い6つの個性豊かな曲で構成されています。一見難解に思える音楽も、
土着的でどこかユーモラスなフレーズやモティーフ、そして独特の響きが、一度聴くと忘れられない魅力を持っています。
もとは木管五重奏のための作品(原曲は別名のピアノ作品)なので、この曲のワンフレーズ練習をしているだけで
「それリゲティ?サクソフォンで演奏するんですか?」とオーボエやファゴットのメンバーに声をかけられることも。
現代音楽は苦手だという演奏家たちにもこの作品はとても気に入られているようで、わかる気がします。
個人的にリゲティの作品を聴いたのはこの作品が最初と思っていたのですが、子どもの頃から好きで何度も見ているSF映画の金字塔、
S.キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」(R.シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」の音楽でも有名)に彼の音楽が使われていたことを知り、
あのシーンのあの音楽がそうだったのかと興奮してしまいました。気になる方はチェックしてみてください。
最後はまた映画の話になってしまいました…とにかく皆さんの心にも何かしらの印象を残す作品だと思います。
ぜひ会場に聴きにいらしてください!!
| 公演概要 | 日時:2026年3月13日(金) 18:30開場/19:00開演 演奏:Osaka Shion Wind Orchestra サクソフォン四重奏 NAGISAX 会場:あいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックスホール(大阪市北区西天満4-15-10) |
プログラム |
■ 小四重奏曲(J.フランセ) ■ グラーヴェとプレスト(J.リヴィエ) ■ 四重奏曲(A.デザンクロ) ■ 6つのバガテル(G.リゲティ) ■ The Body of Your Dreams(ヤコブTV) ■ ルートヴィッヒ!〜アフター・ベートーヴェン(L.v.ベートーヴェン/編曲:髙鍋 歩) ※やむを得ぬ事情により、曲目等が変更になる場合があります。予めご了承ください。 |
|---|
>>> 公演詳細はこちら
次回のコラムもお楽しみに!
髙畑 次郎(テナー・サクソフォン奏者)